現在、江南店の店長を務めています。
「どうやったらお客様が来てくれるか」「どうやったらきものが売れるのか」について、スタッフと一丸になって日々模索しています。
私は入社当時から3年ほど、きものが全く売れませんでした。
月間販売数字最低を何度も記録しました。ぶっちゃけます。ハッキリ言ってこの仕事が嫌いでした。嫌いというよりも、楽しさを感じることが出来ず悶々としていました。
周りの先輩方はいい人ばかりなのですが、なかなか自分で販売が出来ないことなど、多くの問題から逃げてばかりいる自分でした。
そんな中、自分が当時所属していた店舗が2年半ぶりに月間予算を達成しました。
そのとき、私は欠員が出た他の店舗に、長期に渡り、“手伝い”という形で出向していました。
おそらく、数字のできない私を必要と感じていない店長が、長期の出向を了承してのことだと思っていました。
しかし、後になって真実を知りました。そのまま他店に移動を考えていた部長に、店長が約束していたことがあったのです。「予算達成できたら泉を店に返してくれ」と。
私を取り戻すために、店の全員がガムシャラになって予算を達成してくれたのです。なんとういう店…なんという店長…なんとういう会社…。
そして気づきました。一人ではないことを。確かに、辛いことや苦しいことは山のようにあります。でも私たちは全員でそれに立ち向かい、全員で苦しみ、全員で達成し、全員で涙を流して喜ぶのです。
共に闘う仲間がいる。共に喜びあえる仲間がいる。そんな会社、店にいることに気付かされた出来事から、私もそのような店を創りあげるために、今店長として頑張っています。