~浴衣によって生地はそれぞれ!夏祭りに活躍する浴衣の豆知識をご紹介します!~
こんにちは!こだわりきもの専門店キステです。 さて、前回は意外と知らない浴衣生地綿麻編をご紹介しました。 生成りの風合いが特徴の綿麻混生地は、通気性が良くて夏にピッタリの素材でしたね。 今回お伝えする綿絽(めんろ)は、「絽」という見た目にも涼やかな透け感ある素材です。 キステの画像付きでご紹介いたします!
透け感のある涼やか生地
絽(ろ)とは、レース状になるように「搦(から)み織り」という方法で織られた素材です。 織りについて詳しいことはさておき、この搦み織りに変化を付けることで下の画像のような、涼感を誘う透け感のある布が出来上がります。
横に間隔が入る様に織られていますね。 この「絽織り」、他の織りのもの比較してみるとよくわかります。
上が絽織り、下が変わり織です。 透け感が違うのがおわかりでしょうか。 また、綿絽の綿は、「木綿」の綿です。 したがって、綿絽は木綿・絽織りの生地ということですね。
透けるのでスリップは必須
上の画像でわかるとおり、絽のゆかたは他のものに比べて透け感が強いです。 透けにくい素材の浴衣なら、浴衣用のスリップ(ワンピース)なしで、下着のみで着ている方もいらっしゃいますが、綿絽のゆかたを着る場合、下着のみは危険です。 透けにくい素材でも、日が昇っているときにお出かけする場合は、実は透けていたりするので、浴衣用のスリップ着用をおススメします!
きもの風に着ても◎
日中、お出かけをするなら 足袋を履いて、長襦袢を付けて きもの風に着こなすのもおススメです。 長襦袢が暑い!という方は、スリップ+美容衿で代用してもOK。 夏素材の半衿を付けて涼やかに♪ 足元もレース足袋にしたりと、コーディネートを考えるのが一層楽しいですね。 ちなみに、半衿をするなら足袋を、足袋を履くなら半衿を付けた方がバランスが良くなるのでおススメです。
キステで取り扱い中の綿絽浴衣をご紹介
まとめ
いかがでしたでしょうか。 圧倒的に綿コーマ(平織り)生地や変わり織の浴衣が多い中、 綿絽は少し大人な雰囲気が出せるゆかたです。 涼やかで上品な綿絽浴衣。 お気に入りがあったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。