知っておきたい!草履の各部名称と選ぶときのポイント

草履の各部の名称と選ぶときの着目点

~意外と知らない草履の名称と選ぶ楽しみ~

  こんにちは! こだわりきもの専門店キステです。

さて今回は、「草履」各部の名称について。 「草履台」や「鼻緒」などの名前は知っている方も多いかと思いますが、細かく見ていくと、足の裏が当たる部分や鼻緒が挿げられている部分、など、各部分にきちんと呼び名があります。 今回は、基本的な草履の各部分の名称をご紹介します。そしてさらに、各部の細かな「知っておくとお気に入りの草履が見つかりやすくなる着目点」も合わせて紹介してまいります!

 

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草履の基本部分 (台・鼻緒・前坪)

 

草履は大きく分けて  台 鼻緒 前坪 が外から見た大きな特徴を作っています。

台(だい)

草履の足が乗る土台部分です。足のサイズに合わせて選びます。多くの草履はコルクやコルクを模した素材を芯にして、美しい形と体重を支える強さを持たせています。近頃では普段履き用として、雨道にも履ける水に強いウレタン素材の台(ウレタン草履)や、軽量でクッション性に優れたEVA素材の台登場しています。

コルク芯の草履

ウレタン草履

EVA草履

 

鼻緒(はなお)

草履の顔ともいわれる鼻緒。台と同じような生地を使ったものもあれば、帯地を使ったデザイン、刺繍を施したデザインなど、さまざまなタイプがあります。

また、鼻緒の中に綿が入ったような太さのある柔らかいものは履き心地がよくふっくら可愛らしい印象に、エナメルなどの革素材でスマートな鼻緒はシャープな印象にと、形状のタイプでも足元の印象が変わってきます。

 

染め鼻緒

帯地鼻緒

革素材でスマートな鼻緒

刺繍鼻緒

 

前坪(まえつぼ)

足の指で挟む部分。鼻緒や台と馴染む同系色で作られることもあれば、差し色になるようなワンポイントの色使いにされていることも。特に、前坪を赤の差し色で作ることは「効き紅」とよばれ、魔よけのおまじないともいわれています。 着用すると足袋に隠れてあまり見えなくなってしまう前坪ではありますが、おしゃれにこだわりたい部分です。

前坪はエナメルなどの革素材だとしっかりかっちりの見た目と履き心地に、起毛素材だと痛くなりにくいという特徴があります。

起毛素材の前坪

起毛素材の前坪

起毛素材の前坪 紫で差し色に

起毛素材の前坪 紫で差し色に

革素材の前坪

革素材の前坪

効き紅(赤い前坪)

効き紅(赤い前坪)

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草履台の詳細(天・挿げ穴)

天(てん)…足の裏が当たる面

草履のトップ部分です。足の裏が当たる部分で着用中はほとんど隠れてしまう部分ですが、着物姿でのお出かけは日本式の建物へのお出かけが多いので人前で草履を脱ぐ機会は靴よりは多いかもしれません。ぜひ気に入ったものを選んでいただきたいです。

天は合成皮革や本革などのレザー系素材でできていることが多いです。中には金襴生地や錦織などの草履もあります。

草履は足袋を履いて着用しますが、 足袋と天の相性もあり、あまりにも滑りやすい足袋と天だと歩行がかなり疲れます。(滑るフローリングを靴下で歩くような感覚です。)

天部分がざらざらした質感の草履や型押し革の草履を選んだり、つるっとした天の草履は着用前にお手持ちの足袋と一緒に試着して歩いてみるのがおすすめです。

つるっとした天の草履

ざらざらの天の草履

天が型押しの草履

 

挿げ穴(すげあな)…草履裏の穴の入り口

草履台と鼻緒は、台の中に鼻緒から伸びた麻ひもを結びようにして固定してあります。挿げ穴を開くとその結び目などを見ることができるというわけです。

ですので、挿げ穴のある草履は今付けている鼻緒をきつくしたり緩めたりすることも可能ですし、鼻緒がだめになってしまった・気に入らなくなってしまったときは別の鼻緒に挿げ替えることも可能です。一つの草履を長くフィットしてお使いいただけるような仕組みですね。

ただし、挿げ穴がある草履は濡れた道を歩くことができません。穴から水が入ってしまうと、中で結んである麻ひもを伝って鼻緒まで濡れてきてしまうためです。

濡れた地面を歩きそうな日は、雨用草履やウレタン草履などの挿げ穴のない草履を選ぶか、濡れた地面OKの便利グッズ(草履カバーなど)をご利用いただくと安心です。

挿げ穴のない草履

雨用草履

ウレタン草履 挿げ穴なし

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草履台の詳細(巻・芯・ペラ)

巻(まき)…草履の側面の表面を巻いている革など

巻は、オレンジで塗りつぶされた部分。草履を横から見たときの、側面の部分です。

草履の台の中身(芯)はコルクなどの硬くて耐踏性に優れた素材でできています。その芯を化粧するように、皮革や金襴などの生地を巻いているのです。

遠目からも見える部分になりますので、おしゃれな人ほどこだわるポイントといえるでしょう。

1段ずつ巻の色が違うカラフルな草履

皮革の巻と織生地の巻でおしゃれに

巻に型押しの唐草模様がついた草履

 

芯(しん)…草履台の中身

コルクなどで作られている草履台の中身です。

購入するときに気にする「芯」というと、その中身そのものよりも「何枚芯の草履か」ということかと思います。

1枚芯の草履

2枚芯の草履

3枚芯の草履

4枚芯の草履

草履の高さは高いほど、芯は重ねれば重ねるほど、格が高くなります。

たとえば、上の写真で1枚芯・2枚芯・3枚芯の3つは草履自体の高さは同じぐらいですが、芯の枚数が多い3枚芯が一番格が高いのです。

格が高いということはそれだけフォーマルな場・フォーマルな着物に合わせるのに適しています。

 

こんな芯の草履もあります。

2の3枚芯

1の3枚芯

前後で芯の枚数が違うタイプです。先ほどお話ししたように芯の枚数は格の高さにつながりますので、前が芯が少なくて後ろの芯が多いタイプは、「正面からは慎ましやかに、後ろ姿は格調高く華やかに」といった印象を演出できます。

もちろん、色や鼻緒など全体のデザインで草履の格の高さが決まってきますが、芯の数が大きな要因となると覚えておくと良いでしょう。

 

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ペラ…草履の芯にたまに挟まっている薄い芯

ゴールドのペラ2枚

赤いペラ2枚

赤いペラ1枚

ぺラなし

装飾として「ペラ」と呼ばれる薄い芯を挿入することもあります。ペラなしと比べると、かかと方向の華やかさが段違いですね。

ペラも、ほかの芯と同じようにしっかりと皮革生地が巻かれています。ペラの入った草履はその分製造の工程も複雑になり、手間のかかった逸品といえます。

 

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草履にもいろいろある

いかがでしたでしょうか。

きものや関連するアイテムには様々な部分と名称がありますが、草履も細かく見るとたくさんの部分とそれぞれの特徴があります。わたしも普段からたくさんの草履を見たり履いたりしますが、いざ説明してみるとこんなに長々と話すことになるのかと驚いています。

きもの姿はおめかしの機会ですので、ぜひ足元までこだわって草履を選んでみてくださいね。

 

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草履の各部の名称と選ぶときの着目点

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