知ったらもっと好きになる、留袖の柄・文様の意味&由来について

こんにちは!こだわりきもの専門店キステです。

まだまだ日中は暑いですが、朝夕晩には涼しい風が吹き、秋の気配が感じられるようになりましたね!

さて、秋といえば結婚式シーズン。

今回は結婚式の着物の中でも上半身には模様が入らず、

裾かけて美しい柄が描かれている着物…

 

そう、新郎新婦の親や親族が着る、「留袖」についてご紹介します♪

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一口に留袖といっても、その柄行きはさまざま。

でも、共通して言えるのは、その柄が「おめでたい柄」だということ。

吉祥文様、宝尽くし文様、牡丹、菊、松など…

今回は、意外と知らない「柄の意味や由来」について、「黒留袖」の柄を例に出して、ご紹介したいと思います。

手持ちのお着物の柄も、意味がわかるともっと愛着が湧いてきますよ~!

 

美しい情景の中には…

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1つ目の例はこちら。

水辺にあの美しい鳥が、空には大きな雲とよく伸びた花が。

さて、日本の文様の名前、いくつ挙げられますか?

 

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1枚の着物の中にたくさんの文様が着る方の美しさを引き立たせるために

たくさんの縁起の良いお花や動物、日本古来を彷彿させる風景が描かれています。

さて、ひとつずつ紐解いていきましょう!

 

梅の文様

まずは雲(雲文)に高く伸びる梅文様

梅は、「松竹梅」で良く知られていますね。

文様の多くは、中国から渡ってきたものですが、この「松竹梅」が「おめでたい」という意味で広く使われるようになったのは、日本に入ってから。

そもそも、寒さに耐え凛とした松竹梅は「歳寒三夕(さんかいさんゆう)」といって、節操と清廉の象徴だったようです。

つまり、日本で育った吉祥文様ともいえますね。

流水(りゅうすい)の文様

水辺のくるくると渦を巻いた流水文様

これはおめでたいというよりは、美しさ、つまり装飾性の意味合いが強い文様です。

下の杜若(かきつばた)文様と流水文様の組み合わせは、「伊勢物語 第九段」の「業平東下り」を想起させます。

*カキツバタを句の上にすえた「から衣 きつつなれにし つまにしあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ」が有名ですね!

杜若(かきつばた)の文様

上に挙げた「伊勢物語」などをはじめとして、すらりと伸びた杜若は、歌や絵画の題材として好まれてきました

水辺に凛と咲く杜若、趣があり美しいですね。

鶴の文様

ぱっと目につくおめでたい柄、鶴です!

「ツルは千年、カメは万年」と言われるように、鶴は長寿の象徴として尊ばれました。

日本に入ってくると、その優雅な姿は日本人に殊に好まれ、吉祥文様の中心的存在として愛されてきました。

 

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いかがでしたでしょうか?

次回も、上の文様意外にもたくさんある、美しい文様をご紹介する予定です。

お手持ちの着物に何が描かれているか、探してみるのも楽しいですよ!

 

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