~お手入れ簡単で可愛いデザインいっぱいのポリエステル着物~
こんにちは! こだわりきもの専門店キステです。 これから着物生活を初めてみたいな、とお思いの方、何を買おうかお迷いではないでしょうか。 正絹(シルク)は高い、仕立ててもらうのも高い、でも着たい… そんな方の一枚目にピッタリの素材が、「ポリエステル素材」の「プレタ着物」です。 今回は、「ポリのプレタ着物」の良いところを、可愛いコーディネート画像付きでご紹介します。
目次
「ポリエステル」の着物とは?
石油から作られる素材で、洋服のシャツやウェア、ドレスなど、多くの分野で使用されています
そしてそれは着物も例外ではありません。 ポリエステルの一番の魅力は、なんといっても正絹と違い「自宅で洗える」こと! 強度があり、型崩れしにくく、そしてカビもつきにくい。 きものでの所作や保管などに慣れていない初心者さんに、ぴったりの素材なんです。
「プレタ」の着物とは?
プレタの正式名称は「プレタポルテ」といい、「高級既製服」を意味します。
既製服ということは、「仕立て上がっている、すぐに着られる」ということ。 着物だと、反物(くるくるした巻物の状態)から自分サイズに仕立てるものも多いのですが、もう出来上がっており、自分のサイズを選んで買う着物のことを「プレタ」といいます。 ポリエステルと一口に言っても、その種類はさまざま。 自分サイズに仕立てられるものもありますが、一枚目なら、お試しの意味でも「プレタ」をお勧めします。
どんな種類の着物があるの?
「小紋」や「色無地」、「付け下げ」、「訪問着」
たくさん種類がありますよね。 そんな中、町に気軽にお出かけしたいなら、まずは気軽なお洒落着の「小紋」をおすすめします。
小紋(こもん)の着物とは?
小紋とは、着物全体に同じ模様が繰り返されているデザインの着物。 名前を聞くと「小さい柄」の繰り返し?と思うところですが、その柄の大きさは関係ありません。
上の写真のような大きい柄のものでも、小紋の仲間です。 洋服のワンピース感覚で着れちゃいますよ。
小紋には可愛いデザインがいっぱい!
ポリエステルの小紋は、気軽なカジュアル着として、たくさんのデザインのものが販売されています。
こんな可愛らしいクリーム×黄色系デザインや…
レトロな椿柄もかわいい。
普段、洋服では着られない色柄も挑戦しやすかったり。
シックな縞模様(ストライプ)デザインはシックでかっこいいですね。 可愛いものから大人っぽいもの、粋でかっこいいものなど、バリエーションもさまざまです。
大正ロマンを代表する画家、竹下夢二デザインの小紋も。根強いファンにも人気のデザインを着物で楽しめます。
日本の有名ファッションデザイナー、ナカノヒロミチ手がける小紋。和モダンな着こなしもしっくり決まりますよ。
「ポリエステルの着物」の弱点は?
上で、ポリエステル素材の良いところをたくさん挙げてきましたが、デメリットもあります。 その弱点を挙げるなら、「静電気を帯びやすい」ところ、また「保温性が低い」ところでしょうか。 静電気があると、歩いた時に裾がまとわりついて、裾さばきが悪くなります。 また熱伝導率が低いので、絹と比べて冬場はちょっと寒いかも。 どんな素材にも一長一短があるものです。 上のデメリットも受け入れられれば、選択の幅がぐ~んと増えますよー!
まとめ
気軽に、着物生活への第一歩!
初心者さんにオススメの素材としてポリエステルをご紹介しましたが、毎日きもの生活を送っている方でも、ポリエステルを愛用している方がたくさんいます。 水や汚れもへっちゃらなポリエステルは、日常着としてもぴったりの素材なんですよね。 その他、真冬以外なら、ナチュラルテイストな「木綿着物」もお勧め。
これからの季節、何を買ったらいいのかお迷いの方は、ぜひ「ポリのプレタ」着物を検討してみてくださいね~!