黒留袖の人気柄を、年代別にご紹介!
ご親族や、お嬢様ご子息様の結婚式。
私の年代だとどんな柄の黒留袖を選べばいいの…?
そんなお問い合わせをお客様からよく頂きます。
他のご親戚からの目が気になる…
相手方から変に思われたくない…
など、色々とご不安に思う事も多いようです。
今回の記事では、年代別におススメの黒留袖の選び方をご案内していきます。
まずお伝えしたいこと
黒留袖を着られる方に、まずお伝えしたいことがあります。
先日公開した、訪問着編でも同じようなことをお話させて頂きましたが、
「この年代でこの柄の黒留袖を着ることはマナー違反である」
上記のようなマナーは、ありません。
マナーがあるとすれば、黒留袖は「既婚女性の第一礼装」とされるお着物です。
未婚の方は原則ご着用いただきませんので、そちらはご注意くださいね。
この記事は、人気の傾向などをお伝えするものであり
「この年代にはこういう柄しかダメ!」というものではございませんので
参考程度に見て頂けますと幸いです。
20代・30代の方へのおススメ
20代・30代の方は、振袖や訪問着を着られる方も多いのですが
既婚の方で、近しいご親戚(姉妹・兄妹)のご結婚式の場合、黒留袖を選ばれる方もいらっしゃいます。
ご年代的に、可愛らしいお色が使われているものが人気です。



40代・50代の方へのおススメ
黒留袖のご着用場面が多くなってくる40代・50代の方は
落ち着きすぎず、華やかなイメージをご希望頂く方や
教会や式場の雰囲気に合わせた洋風な柄をお好みの方が多くいらっしゃいます。



60代以上の方へのおススメ
近年晩婚化が進み、現在では平均的な初婚年齢は29歳~31歳といわれています。
そのため、ご結婚される方のお母様は50代後半~60代が多く
お着物をお探しの方の約37%がその年代の方となっています。(2019年9月時 きものレンタル専門店キステしらべ)
柄としてはシンプルで落ち着いたものを好まれる方もいらっしゃいますが、
地味になり過ぎないよう、金彩の華やかなものも人気です。
70代以上の方は、小柄な方が多いため柄も小さめなものが人気です。



さいごに
いかがでしたか。
はじめに少しお話をさせて頂きました通り
黒留袖のデザイン選び方は「これ!」という決まり、マナーはございません。
ご年代別におすすめのご提案をさせて頂きましたが
ご着用の方の風貌や、ご両家のご着用されるお着物のイメージで
また選び方もかわってくるかと存じます。
お着物を選ぶ上で、少しでもお役に立てたら嬉しいです。
