~入学式や卒業式、結婚式やパーティーなどのおめでたい席には訪問着を~
こんにちは!こだわりきもの専門店キステの水野です。
お子さんの入学式や卒業式などで、着物を着たいと思っている方、実は以外に多いんです!
特にここ数年はお着物で出席される方が非常に目立ち、シーズン真っ盛りの3月には、多くの方を街で見かけます。
キステスタッフのママさんたちも着物で出席して、周りの方の反応も上々、お子さんも大喜びで思い出深い入学式になったそうです!
ですが、着たい着たいとは思っていても、実際なにを着たらよいか、心配ですよね??
そこで今回は、【入学式・卒業式で失敗しない着物選び】と題しまして、おめでたい席に大活躍な着物「訪問着」をご紹介いたします。
ぜひぜひご参考にして、ご家族の思い出に残る素敵な式にしてくださいね♪
留袖の次に格の高い着物~訪問着~
そもそも、訪問着ってなに?
本題に入る前に、まずは「訪問着」についてざっとご紹介いたしますね!
訪問着とは、留袖の次に格が高い準礼装の装いで、未婚・既婚問わずどなたでも着られるお着物です。
特徴は、絵羽模様(えばもよう)という模様付けが施されており、模様が縫い目を渡って胸、肩、袖、裾につながるように染められています。
入学式や卒業式などの式典をはじめ、結婚式やパーティー、七五三、お宮参り、お茶会など、フォーマルからセミフォーマルまで幅広いシーンでご着用いただけるとっても便利なお着物なんです♪
入学式・卒業式での訪問着選びのポイント
①お子様が主役!派手派手しい訪問着はNG
入学式・卒業式の主役は何といっても、入学・卒業されるお子様本人です!
その主役よりもママさんが目立ってしまうのはNGです。
お祝いしたい気持ちは分かりますが、ここはグッとこらえて名脇役に徹しましょう!
②淡い色味の華やぎのある上品な訪問着を
派手派手しいのはNGですが、抑え過ぎて地味になり過ぎるのも考えもの。
たまにしか着ないのであれば、せっかくの着物スタイルがもったいないですよね。
季節的には春ですので、ピンクや若草色、藤色などの淡い色味のお着物がおすすめです。
お子様の新たな門出には、上品で華やぎのある訪問着をお選びいただければ問題ありません。
③訪問着の柄は、季節感があるものを
着物の柄に関しては、特に注意することはありませんが、桜や梅などの春らしい季節感があるものだと安心です。
牡丹や椿、菊や桔梗などの花モチーフや、亀甲や松竹梅などのおめでたい絵柄も人気。
お好みのモチーフや柄、季節感のあるコーディネートでお祝い気分を盛り上げましょう!
入学式・卒業式におすすめの訪問着
桜の舞う情景が描かれた華やかな訪問着【ピンク】
こちらは、柔らかな色彩で描かれた松や桜、菊や菖蒲などの四季折々の花々が印象的な訪問着です。
裾に流れる淡い藤色の流水が表情豊かに描かれ、絵画のような情景を感じさせる華やかなお着物となっています。
遠山が折り重なって描かれた訪問着【ピンク】
こちらは、ふんわりとした柔らかな色彩のしだれ桜と遠山の遠近の対比が、柄の奥行きを感じさせる訪問着です。
シンプルな柄付けながらもピンクや紫、緑がさし色として使われており、華やかを引き立てています。
落ち着きのある色味に様々な花が描かれた訪問着【グレーがかった薄い青色】
淡い色合いのぼかし地紙に描かれた梅や桜、椿などの花々はどこか山に咲く季節の花のような情景を感じさせる訪問着。
控えめに光る金銀の箔が気品ある女性の華やかな着姿を演出します。
祝いの席に相応しい吉祥古典柄が散りばめられた訪問着【薄い紫色】
柔らかく地と調和した色彩で描かれた雲や霞文、松や菊、牡丹や梅といったの吉祥の花々が華やかさを引き立てる訪問着。
前身頃に象徴的に描かれた御所車の周りには金駒刺繍が施された菊の花が咲き、気品と華やかさを演出しています。
爽やかな淡い色味に秋草文様が描かれた訪問着【グレーがかった薄い藤色】
彩度を落とした落ち着いた色合いの萩やすすき、菊や女郎花などの様々な草花があしらわれた、落ち着いた雰囲気の訪問着です。
前身頃の裾部分には、グレーがかった青で秋草のシルエットを描き、奥行きを感じさせる柄付けが施されています。
生地自体に織り込まれた織柄は角度によって控えめな光りを放ち、上品で華やかな印象を与えます。
まとめ
今回は、入学式・卒業式で失敗しない訪問着選びのコツをお届けいたしました。
着物を着たいと思っても、種類やルールなどが分からず、何を選んでよいか悩んでしまいますよね。
ポイントさえしっかりおさえていれば、特に難しく考える必要はありません!
ぜひぜひチャレンジして、記念に残る素敵な思い出を作ってくださいね♪
次回は、入学式・卒業式に最適な訪問着コーディネートをお届けいたします!