雨が降るたび日に日に冷え込みが増してきましたね、 kissteのある愛知・のお隣の 岐阜・山間部ではすでに雪が降ったみたいです。 こんにちは、マブチです。 僕は草履バッグセットの担当をしているのですが あるときふと商品ページを作成している時に思いました。 ・・・日本製と中国製などの国外製造の 草履の違いって何なんだろう?? ^^^^^^^^^^^^^^^^^^ Kissteで扱っているほとんどの 草履、草履バッグセットは日本製ですが ラインナップとして一部、国外製造の商品も扱っています。 一概に国外製造品がどんな物なのか、どこが違うのかって、 一般の方々にはなかなか伝わりにくい部分でもあります。 また通販だと手に取ってみる事が出来ないので余計に 分かりにくいですよね。 ということで、それぞれ見くらべてみた 僕の感想をご紹介したいと思います。
■品質
結論から言うとやはり断然、日本製のほうがよいです。 どちらの製品も共通しているのは、『手作り』ということ。 国外製造の草履も技術を教わった人達が一足一足作っていますので どちらもやはり品質にバラつきはありますが、 仕上がりに関しては日本製の物は断然綺麗に仕上がっています。 やはり職人さんの経験値が違うんでしょうか? それとも日本人の繊細な国民性が出ているのでしょうか?? 特に草履台の芯の接合部分は 綺麗に張り合わせるのが難しいらしく、 やはり日本製と国外製造製とは仕上がりに差を感じます。
また花緒に帯地などを使用した物も 縫製がいいのは断然日本製で 国外製造の草履は若干のほつれ、糸の浮きなど仕上がりが甘めな印象です。
(※細かなとこが気になる方には少し作りが雑かもしれません)
■耐久性
品質の面からもパーツを合わせて作った物なので 一つ一つの過程がしっかりしている国産は 耐久性に優れているかと思います。 また仮に花緒が切れてしまったりかかとのゴムのすり減りなど、 消耗していく個所は基本的に修理ができるので。 土台となるベースの草履台部分がしっかりしている事は 末長く使えるってことでもあります。
■履き心地
履き心地に関しては、履く方の好みもあるのでなかなか甲乙つけがたいのですが 基本的に国外製造品はシンプルな草履台&花緒の組み合わせがほとんど。 日本製の物は足の事を考えたクッション性のある物や、 履き心地の良い花緒、滑り止めが付いたものなど、 プラスアルファーで長く安全に履いてもらえるような やさしい工夫が施された草履が沢山あります。
優花緒使用草履(世美庵・華三彩・その他)特殊ウレタンフォームZULEN草履
■価格
価格に関してはやはり国外製造品が圧倒的に安い! 正絹の生地を使用しているものや、草履台の芯が数段重ねられたものなど、国産では数万するような物でも国外製造の物であれば1万円程で買えちゃうなんて物もあります。 見栄えの豪華さがこんなに違っちゃうの??って印象を受けることが良くあります。
ハイヒール草履&バッグセット(国産&国外製造品) 正絹帯地使用草履バッグセット(国外製造品)
◆まとめ◆
やはり国産は品質が良く色々な面でメリットがあります!! 国外製造はそもそものコンセプトが低い価格設定で大量生産だと思うので、 品質はやはり国産には及びませんが、 着物を着てみたいな、とか着物初心者の方、若い方に いきなり数万もする草履を買うことは抵抗があるかと思いますし、 手の届きやすい価格帯で最初はお試しで、くらいの感じで利用するなら 十分な作り、ご使用には差し支えなくご使用頂けます。 (※細かなとこが気になる方には少し作りが雑かもしれません) 価格の面で敷居が高く感じられてしまうのであれば、 国外製造品のリーズナブルな価格設定のラインナップは 今の着物シーンではいい役割をしているのではないか~なと少し感じました。