~結婚式の留袖を着る人に必要とされる「末広」について~
こんにちは!こだわり着物専門店キステです。
秋口からは、涼しくなってきて結婚式にぴったりのシーズンを迎えます。
結婚していて、かつ娘や息子の結婚式、親族の結婚式の場合、黒留袖を着るのが基本ですね。
黒留袖で出席の場合、「末広(すえひろ)」が必要になのはご存知ですか?
末広とは、帯に挟んである扇子の事です。
わが子や親戚の結婚式が控えている方、知っていて損はない式場でのマナー。
今回は、意外と知らない「末広」の、基礎知識から式場でのマナーまでお伝えします。
末広(すえひろ)とは
地紙が骨の両面に貼られた扇のことで、「祝儀扇(しゅうぎせん)」とも呼ばれます
女性用は、漆塗りが一般的で、両面が金銀の紙が貼られています。
ちなみに男性用は、女性用とは異なり竹骨の白い扇です。
その名の通り「末広がり」の形をしており、おめでたい気持ちを表します。
末広の正しい挿し方
大事なポイントは4つ。
1:開く方を上にする
2:自分から見て左側に差し込む
3:挿しこむ場所は帯と帯揚げの間
4:帯から出し過ぎない
この4点です。
上の写真の末広は、すこし長めに出していますね。
末広の持ち方
式の間はほぼ挿したまま!披露宴の立礼の際には手に持ちます
持ち方としては、
1:右手で根元を持ち、
2:帯の前で
3:外側の塗りの部分に人差し指を沿わせるように伸ばす
4:残りの4本の指は胴を包み込むように自然に囲む
5:左手は扇の下から軽く添える
上の4点、美しい立ち姿を演出してくれますよ。
末広は、儀礼の際に必要になるもので、殆ど実用性があるものではありません。
(慣れている方は、御祝儀を出す際に扇にのせてお出しする方もいます)
そんな中で、これだけはマナー違反!というのが扇ぐこと!!
涼しさを届けるためのものではないので、パタパタと仰ぐのはNGです。
末広の購入で悩んだら
久々の黒留袖、たんすの奥から帯揚げや帯締め、末広を出してきたら
「白色が黄ばんでた…」
「扇子が痛んでる…」
というのはよくあること。
特に正絹(シルク100%)の白・金の帯揚げは、劣化により黄ばんでいることも多いのです。
大切な一日に、黄ばみのある白の装いはお勧めできません。
それに、末広はどんなものがいいかわからない!という方にもお勧めなのが、帯締め・帯揚げ・末広のセットです。
白×金の帯締め・帯揚げのセットと、末広が付いたセットは箱入りで保管も便利。
第一礼装で臨むときは、真っ白な美しいアイテムで臨みたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
折角の晴れの一日、素敵な着姿、ふるまいで当日を過ごしてくださいね!
キステの留袖レンタルは、末広や小物などもすべて揃ったフルセットレンタルになっており、安心なのでおすすめです!
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[…] 黒留袖の必需品!「末広」の使い方と式場マナー~結婚式の留袖を着る人に必要とされる「末広」について~ こんにちは!こだわり着物専門店キステです。 秋口からは、涼しくなってきて結婚式にぴったりのシーズンを迎えます。 結婚していて、かつ娘や息子の結婚式、親族の結婚式の場合、黒留袖を着るのが基本ですね。 黒留袖で出席の場合、「末広(すえひろ)」が必要になのはご存知ですか…www.bbth.co.jp […]